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誰もが自信を持って、菜食を日常に取り入れられるように。

こんにちは!AWAKE&編集部です。会員の皆様に人生観や、大切にしていること、日々の気づきなどをお話いただく「AWAKE&会員インタビュー企画」が始まりました!

第1回目のゲストは、菜食栄養学エキスパートの山﨑由華さんです。菜食栄養学やエシカルな暮らし、人生のターニングポイントなどについてお話を伺いました。

Profile

山崎由華(やまざきゆか)
1996年生まれ。菜食歴6年目。BSc Applied Human Nutrition(カナダ)卒。主な活動内容は、菜食栄養学セミナー主催、企業向け菜食レシピの提供・商品開発。グローバルメディアコスモポリタン連載。SNSで菜食レシピや栄養学について発信中。

Youtube:@YukaYamazaki
Instagram:@yuka_yamazaki_
note:@Yuka Yamazaki


—— 今回のゲストはAWAKE&会員の山崎由華さんです。よろしくお願いします

山﨑由華と申します。よろしくお願いします。高校まで日本で過ごし、カナダの大学(BSc Applied Human Nutrition)に進学しました。そこで4年間栄養学を学び、Vegan生活を始めました。現在は、菜食栄養学のエキスパートとしてお仕事をしています。

—— ゆかさんは、個人で菜食栄養学セミナーを主催されていますね!

はい。「菜食に興味があるけど栄養面が心配…」という方に向けて、オンラインセミナーをはじめました。今は、好きなタイミングでご受講いただけるように、セミナーの録画をオンデマンド方式に切り替えて配信しています。

—— とても評判が良いですが、講義内容を教えていただけますか?

ありがとうございます。講義では

・ヴィーガンってなに?
・栄養学とはどんな学問なのか?
・菜食と一般的な食事の違い
・どういう栄養素が取りにくくなるのか
・どんな食材をどのくらい取り入れればいいのか

などをお話しています。

受講生には、どの食材をどのくらい摂ればいいのかがわかる『菜食ガイドラインのデイリーチェックリスト』をお渡ししています。座学は3時間ありますが、しっかり受けてもらえると、自信を持って菜食生活を送れるようになると思います!

—— AWAKE&にも「プラントベースコース」があります。菜食の栄養面を理解することは大切ですよね。

菜食生活を送る中でモヤモヤする時って、人から質問されたことに自信を持って答えられない時だと思うんです。「タンパク質どこから取るの?」「牛乳取らないでカルシウム大丈夫なの?」とか…。
そういった質問に自信を持って答えられるようになると、かなり心地よく過ごせるようになると思うので、栄養学の知識は必要だと思います!

エシカルに暮らすことは、時間と心に余裕を持ち、循環させること。

—— ゆかさんが日々の生活において大切にしていることはありますか?

「余裕をもって暮らす」ように意識しています。例えば、お出掛けする時は、水筒にお水を入れて持って行く余裕を作るとか。保存容器を買う時も、プラ容器は確かに安くて軽くて便利なのですが、最終的に「プラごみ」になってしまうので、なるべくガラス容器100%リサイクルされるものを選ぶようにしています。

—— とても大切なことだなと思います。他にもありますか?

私はお洋服が好きなのですが、できるだけヴィンテージショップや古着屋、リサイクルショップで買うようにしています。新しいものを取り入れたい時も、家族や知人との間で循環させることが多いです。着なくなった洋服を知り合いにあげたり、実家に行く度に「もう着ない服ない?」と姉に聞いて、貰ったりしています(笑)

—— 家族や友人とは交換しやすくて良いですね!

エシカルに暮らすことは、丁寧に暮らすことにも繋がってるな〜と思います。
それを「負担」と感じるか、「楽しい」と感じるかは、心の持ちようだと思うので、一人ひとりが無理なく、出来る範囲で、ちょっとした手間も楽しんでやれるようになると、エシカル生活も楽しく送れると思います!

—— いままでの人生でターニングポイントとなった出来事があれば教えてください。

2年前に「」になったことです。大学を卒業し、帰国した年でした。その原因は、人のために働き過ぎて、自分のやりたい事に時間を使えなくなったことがあったかなと思います。  

—— ゆかさんは優しいので、つい人を優先してしまいますか?

元々、自分の優先順位がかなり低いタイプなんです…(笑)
「周りを助けたい!幸せにしたい!喜ばせたい!」という気持ちが人一倍強くて、当時は「自分がやりたくてやっている」って思っていたんですが、やっぱり自分ができることには限りがあり、気が付いたら私が転んで周りに迷惑をかけちゃうこともありましたね…。

—— どのように回復されましたか?

私の場合、鬱になる原因を作ったストレスの要因が色々あったので、思い切って環境を全て変え、実家を離れ岐阜県で1人暮らしをしました。そこで約2ヶ月半、与えられた仕事を淡々とこなす環境に身を置き、感情の起伏が少なくなってから実家に戻りました。岐阜県は自然も豊かで、温泉にも毎日通えましたし、「何かしなきゃ!」というプレッシャーから離れて過ごせたのがすごくよかったと思います。

—— プレッシャーから解放される時間があることは、重要ですね。

—— ゆかさんは大学を首席で卒業されたということで、どんな時も前向きに努力できる方だなと思います。そこまで頑張れた動機はなにかありましたか?

カナダの大学を首席で卒業できたのは、私が留学生だったので「絶対にやってやるぞ!」という意気込みが強かったからだと思います。というのも、周りがネイティブの生徒ばかりだったので、勝手にどこか日本人を代表している気分で、「私の振る舞いで日本人のイメージが決まっちゃう!」って思ってましたね(笑)それと、4年間ほとんど家族に会えない生活だったので「その犠牲をはらっているんだから頑張らなきゃ!」というのもありました。

自分自身を大切にできるようになると、人に優しくできるようになり、人からも優しくされる

—— ゆかさんにとって2021年はどんな学びがありましたか?

2021年は住む場所を変えたり、新しいお仕事を始めたり、本当に目まぐるしい1年でした。そんな中で気付いた事は『自分を大切にできるようになってから、人からもより大切にしてもらえるようになった』という事です。それまでの私は、自分を犠牲にしてでも周りの人を助けに行ってしまい、自分自身に対して厳し過ぎたなと思います。今年は、それを意識的にやめてみて自分と他人との間に一定の境界線を引くようにしました。そうすると、不思議と周りからも、やさしく接してもらえるようになりました。

—— 不思議ですが、それって本当にそうですよね。

みんな、自分の理想とする姿があり、そこを目指して努力することはとても素敵で素晴らしいことですが、やはり完璧な人はいないのかなと思います。だからこそ、自分自身の不完全な部分も認めてあげた上で、心に余裕を持って過ごすことが、本当の意味で自分を大切にすることなんだと思います。

—— 共感します。今後、なにか新しくチャレンジしたいことはありますか?

今年はライフスタイルに「瞑想」を取り入れたいです。
今も時々やっているのですが、生活のルーティーンにしっかり組み込み、習慣化させたいです。あと、一昨年にYouTubeの更新を止めてしまったので、今年こそは再開したいです。見たい内容やリクエストがございましたらぜひ教えてください!(笑)

他には「料理教室」や「菜食ごはん会」など、オフラインでのイベントを開催したいと考えています。

—— 楽しそうですね!現在、お料理を提供されている場所はありますか?

フェアトレードで仕入れたコーヒー豆を使っている、LITTLE STAND HAYAMA@​​littlestandhayama)というエシカルなコーヒースタンドがあります。そちらでブラウニーやバナナブレッドなどの焼き菓子を販売させてもらっています!

多くの情報を得て、自分の身体にとってもエシカルな生活を送りたい!

—— 最後に、菜食を始めたい方やエシカルに興味がある方に何か伝えたいことはありますか?

新しいことを始める時は、どうしても多かれ少なれストレスがかかると思います。ですから、最初から完璧を求めるのではなく、できることを一つずつ見つけて「とりあえずやってみる」という事がポイントだと思います。

菜食生活では、「牛乳を豆乳に変えてみる」→「お肉を豆腐や大豆ミートで代用してみる」→「お肉は買わないようにする」のように、一つずつ植物性食材に変えていくだけでも、意味のある素晴らしいアクションだと思います。

エシカルな暮らしを通しても「新品を買う前にまずは中古を探してみる」「エシカルな取り組みをしているブランドを調べてみる」など、自分にどんなことができるかを見つけるために、まずは多くの情報をインプットすることが大切だと思います。

やるかやらないかは二の次で、まずは知ること。それらを知るキッカケとして、AWAKE&はとても良いサービスです。

そこで得た知識を活かして、実践していく時にも、頑張り過ぎて無理をしてしまっては、自分自身にとってエシカルじゃなくなってしまうので、一人ひとりが心地よいと感じる範囲で、楽しんで取り入れてほしいです。

—— 今日は素敵なお話を聞かせていただきありがとうございました!


エシカルライフスタイルを学ぶ
オンラインスクール
AWAKE&(アウェイク アンド)

AWAKE&が大切にしているのは「学び続ける」こと。各分野で活躍する講師の方々から学び、視野を広げながら、エシカルライフスタイルを無理なく実践することができます。