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より心地良く生きるための護身術を身に付けよう。

こんにちは!AWAKE&編集部です。会員の皆様の人生観や、大切にしていること、日々の気づきなどをお伺いする、「AWAKE&会員インタビュー企画」をお届けします!

今回は、ウェルビーイングスクール「FOLKE」の代表を務める桜子さんをゲストにお招きし、世界2周70カ国200都市を訪問された経験から、どうしたらウェルビーイングな暮らしが出来るのか、資本主義の社会で心地良く生きるために私たちが実践できるコツ、等を伺いました。

Profile

喜多桜子(きたさくらこ)
ウェルビーイングスクール「FOLKE」創業者。
⁡看護師、株式会社エブリ・プラスCOOを経て、女性向けオンラインキャリアスクールICOREを創業。
2022年12月現在、世界2周70カ国200都市を渡航。ライツ社より出版準備中。

Instagram:@hossakuraworld


人生の最期に後悔する人が、こんなに多いなんて・・・

—— 今回のゲストは、AWAKE&会員の喜多桜子さんです。現在の活動内容を教えてください。

初めまして、喜多桜子です。現在メインで行っているお仕事は、ウェルビーイングスクール「FOLKE」の運営です。2022年10月に開校しました。その他に、執筆のお仕事やSNSでの発信なども行っています。

—— 桜子さんは世界二周されたそうですが、旅をするキッカケは何でしたか?

私は元々、看護師をしていました。看護師をしていると、やはり「人生の最期」に直面する機会も多く、「人生の最期に後悔する人が、こんなに多いなんて・・・」と衝撃を受けたのがキッカケです。

その時「じゃあどう生きれば、最高の人生だったって思える生き方ができるのだろう?」と考えるようになりました。

日本は発展国の中で「国民の幸福度が世界ワースト1位」であることを知り、もっと世界の人々や文化を学ぶために、24歳の時、思い切って世界一周旅に挑戦しました。

幸福度ランキング1位のデンマークが教えてくれたこと

—— 実際に旅をされる中で、印象に残っている国や地域はありましたか。

私が「心地良いな〜」と感じたのは、ニュージーランド・デンマーク・オランダです。ニュージーランドは、「北欧とハワイのいいとこ取り」と言われていて、実際に行ってみると、オーガニックの食材やエコ活動も多く、エシカルな暮らしが文化に馴染んでいる点が気に入りました。

デンマークは、「国民の幸福度が世界で1番高い」と言われている理由が分かりましたね。出会う人々みんなが、「多様性を受け入れて、みんなでより良い社会を作っていこう!それぞれが自らの強みを活かして生きていこう!」という気持ちで接しているのがすごく伝わってきました。

デンマークの学生は、高校を卒業後、7割の人々が「人生と向き合うスクール」へ通うそうです。そこで、自分自身の人生としっかり向き合っているのが一つの理由かなと思います。

—— デンマークの国民の幸福度が高い理由は、一人ひとりが自分自身の人生としっかりと向き合える環境があるからなんですね。

そうなのだと思います。私たちも「この資本主義の社会の中でも、どうやって自分らしく生きていくか」をもっと真剣に考えることが大切なのだと思います。

デンマークで学んだ考え方や人生観に感銘して、日本でも同じような学校を作りたいと思い、今年(2022年)10月、ウェルビーイングスクール 「FOLKE」を開校しました。

「より上に」ではなく「より深く」自分を知る学びの場をつくりたい。

—— FOLKEは、どのような学びができるスクールですか?

今の日本には、「より上にいこうとする学びの場」は多く存在するのですが、「より深く、奥に探求する学びの場」は少ないと思います。FOLKEでは、後者の方を大切にしたいと思っていて、「自分を高める場所」というよりも、「自分を深める場所」にしたいです。性別も年齢も肩書きも関係なく、枠組みに囚われないからこそ学べる気付きや、築ける関係性があると思っています。

—— 自分のことを深く知ることで、自分にも他者にも優しくなれる人が増えるように思います。

私もそうなってくれると本当に嬉しいです。気になる方はぜひInstagramから覗いてみてください!

肩書きに囚われず、人と人がフラットな関係を築ける社会へ。

—— 桜子さんがAWAKE&を学んだ中で、1番面白かったコースはなんですか?

アニマルライツコースです。私たちが普段、何気なく口にしているものをより深く意識したいと思うキッカケになりました。デンマークでは、工場型畜産の現実課題についても、国民一人ひとり学んで知っているので、放牧で育ったお肉しか食べません。日本でも、より多くの人が「自分たちが食べているもののルーツ」を知ることが第一歩として大切なのだと思います。

—— 他にもデンマークと日本の違いがあれば教えてください。

デンマークは、スーパーマーケット内の「BIOコーナー」にある食品・食材の種類や量も遥かに多く、金額も高くありません。日本はまだ、環境とからだにやさしい食材だけを取り扱ったスーパーって多くないと思うのですが、デンマークにはそういうのに特化したスーパーが沢山ありますね。国全体・国民一人ひとりの意識の違いを実感しました。

他にも、デンマークの人々は、自分の肩書きをあまり公言しません。なぜなら、「肩書きで人をジャッジすることは恥ずかしいことである」という価値観があるからです。

例えば、日本であれば、社長が会議に遅れて入ってきても、部下がサッと席を譲るのが一般的ですが、デンマークでは、それは有り得ません。社長は、社長という役割を担っており、社員からのリスペクトはあるが、決して「偉い人」という上下関係ではありません。人としてみんながフラットでいれるというのは、デンマークのすごく好きな文化です。

目に見えないものこそ、人の幸福度に大きな影響を与えている

—— 最近は「ストレス社会」というワードがよく聞かれますが、そんな社会でも心地の良い時間を過ごすヒントはありますか?

現代人は、自己啓発本を読むことや、多くの情報を集めることに囚われ過ぎているように感じます。それがストレス社会を作っている要因の一つかなって…。もちろんそれらも大切なことですが、まずは「心身の健康」を整える生活基盤を確立することが重要です。

「健康であること」この土台がしっかりしていないのに、刺激ばかりを求めていると、いつか体も心も壊れてしまいます。

—— 桜子さんが実際に実践している心がけている習慣などはありますか?

「自分自身の心と体の健康を高めるために、たくさんのお金が必要だ」と思っている方も多いかもしれません。しかし私は、「目に見えないものこそ、人の幸福度に大きな影響を与えている」と考えています。なので、まずは食事や生活習慣を大切にしています。

具体的には、

●朝、必ず窓を開けて空気を入れ替えることをルーティンにする。
●夜、お風呂にキャンドルを炊いてリラックスする時間を作る。
●お休みの日は、好きなカフェのテラス席で緑に触れる。

など、どんな些細なことでもいいので、自分が本当に心地いいと感じる時間を、意識して作る、それでも解消できないほどの大きなストレスが溜まってしまった時は、必ず海外に旅に行くようにしています。

—— 「朝、窓を開けて空気を入れ替える」は本当に誰でもできることですが、意外とあまりやったことがなかったです…

絶対やってみてください!誰でもできる簡単なことこそ、習慣にするだけで本当に気分が変わるのを実感できます。日々たくさんのノイズが溢れている中で生活しているからこそ、そこから放たれる「護身術」を作っていきましょう。

日本はもともと「禅」などの文化もあり、マインドを大切にする国でしたが、近年はグローバル化が進んだこともあり、より多くの情報が溢れる社会になりました。だからこそ、私たち1人ひとりが、意識をして「自分にとって心地のいい時間や空間を作る」ということが大切になってきます。


結果よりプロセスを楽しみながら、「自分の人生を生きる人」を増やしたい。

—— 今後の展望やビジョンはありますか?

私が今、使命だと感じていることは、「自分の人生を生きる人を1人でも多く増やすこと」です。日本は選択肢もたくさんあり、とてもいい国だと思うので、そんな日本人がもっとウェルビーイングに生きられるようになると、より素敵だなと思います。

今はとにかく地道に、半径1mの人々や世界を、少しずつ広げていきたいです。結果よりプロセスをいかに楽しむか、を大事にしています。

—— 桜子さんとお話していると、私自身もこれからどうやって人生を心地良くしていくか、考えるのが楽しくなってきました。

ウェルビーイングって、色々な解釈がありますが、私は「持続的に自分が心地いい状態でいること」だと思っているので、それを一つでも多く見つけてほしいです。

AWAKE&は、ウェルビーイングの最も肝心の基礎となる部分である、心と体の健康が学べるオンラインスクールになっています。また日常生活にすごく紐付いていることが多く、まずは知ってもらうための一つの手段として学んでもらえると思います!

そして、自分の人生をより良くしていくため、より深めていくことのできる場所として、ぜひ「FOLKE」でも一緒に学んでいきましょう!

—— 今日は素敵なお話をたくさん聞かせていただき、本当にありがとうございました!


エシカルライフスタイルを学ぶ
オンラインスクール
AWAKE&(アウェイク アンド)

AWAKE&が大切にしているのは「学び続ける」こと。各分野で活躍する講師の方々から学び、視野を広げながら、エシカルライフスタイルを無理なく実践することができます。