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脱プラスチックのためのおすすめアクション10選

プラスチック問題は、今や世界での共通認識であり、2030年までの目標SDGsの【目標12】「つくる責任 つかう責任」【目標14】「海の豊かさを守ろう」達成においても、脱プラスチックが必要となってきました。

「脱プラスチック」ときくと、どんなイメージを持たれるでしょうか?プラスチックを減らす取り組みをすることで、不便になる、生活の質が下がると想像する方もいると思いますが、実際は長持ちする品質の良いものに囲まれていき、暮らしがより豊かに感じるともいえます。

政府による施策や、企業単位での取り組みが重要なのはもちろん、私たち消費者にも脱プラスチックに向けてできる取り組みはたくさんあるので、ぜひご一緒に考えていきましょう。

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オンラインスクール AWAKE&ではプラスチックの種類や、日本におけるプラスチックの処理方法、そもそもなぜ使い捨てプラスチックを減らす必要があるのか?など、脱プラスチックに関するトピックを詳しく学ぶことができます。

そもそもなぜプラスチックが問題なの?

プラスチックは軽くて加工しやすく、現代の生活に広く普及されてきました。しかし、どのような問題点があるのでしょうか?

・燃焼時に温室効果ガスを排出する
・燃焼時に有毒ガスを発生させる可能性がある
・海に流れつくと、魚や鳥など生き物を傷つける
・生分解されず、海に残り続ける
・人体に有害な化学物質を添加している場合がある
・限りある石油資源を使用しているため、資源の枯渇につながる

上記をはじめとして、さまざまな有害性が論じられています。それでは、脱プラスチックに向けて、私たちには何ができるのか10の方法をご紹介します。

1. マイボトルを持ち歩く【余裕】をもつ

マイボトルという言葉が、世の中に浸透してきました。しかし、プラスチックが問題になっていること、脱プラスチックのためにマイボトルを持つのが良いことがわかっていても、ついついペットボトルに頼ってしまうことはありませんか?その理由の1つは「余裕がない」ことかもしれません。

出発ギリギリになって慌ててしまう「時間の余裕」、他の荷物がごちゃごちゃと多くてバックにスペースがない「空間の余裕」、そもそもそんなことを考えていられない「心の余裕」。マイボトルを持ち歩くというシンプルなアクションには、準備する余裕が必要です。

毎日マイボトルを用意できる、余裕のある生活を送ることは、脱プラスチックと同時に、自分自身のウェルビーイングにとっても効果的です。

2. 折りたためるマイバックを持参して、レジ袋を断る

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買い物にはマイバックを持っていく。レジ袋が有料化された今、当たり前になりつつあります。それでも、「今、肩にかけているバックに全部入れたかったのに入りきらなかった!」そんなことはありませんか?

予定していなかった買い物や、想定外の大きさのものなどに備えて、いつでも折りたたみ式の小さな袋を忍ばせておくことをおすすめします。重さが気になる人は、以前使ったプラスチックのビニール袋を折りたたんでおくのでも大丈夫。毎回新しいものを使い捨てるのと、すでに手元にあるプラスチックを活用するのとでは意味合いが違います。脱プラスチックのための、日々の小さな備えが無駄を減らします。

3. 使い捨てのラップを使用しない

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画像:ガラス容器WECK(https://weck.jp/lineup/mold-shape-300ml/)

当たり前のようにキッチンに置いてあるプラスチックのラップ。しかし、使い捨てのプラスチック製ラップを使わなくても快適にお料理できることをご存知ですか?

作り置き食材の保存には、ガラス製の容器を使用し、レンジにかける時は、シリコーン製のラップを使用してみてください。繰り返し利用できて、料理するたびにゴミがでないので、気持ちよく台所を使えます♪

ガラスもシリコーンも、電子レンジ・オーブン・食洗機に対応しているケースが多いので、便利です。キッチンには脱プラスチックできることがたくさんあります!

4. 竹歯ブラシを使う

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人が必ず消耗してしまうものといえば、歯ブラシ。世界中の人が、プラスチック製の歯ブラシを年に何度も捨てていると考えると、何十億本ものゴミがでることは容易に想像できます。消耗品は脱プラスチックのチャンスです。

竹歯ブラシは、ほのかに自然の香りがして、使うたびに優しい気持ちに。カビる心配をされる方もいますが、使用後に軽くタオルで水気を拭き取れば、基本的には大丈夫です。

ブラシ部分はナイロン製のものが多いため、そのまま土に還せるわけではなく使用後は燃えるゴミに出すことが多いようですが、その場合でもCO2を吸収して育った竹歯ブラシは、カーボンニュートラル(プラスマイナスゼロ)といえます。

たかが歯ブラシ1本。しかし、自身にとって「エシカルな生活」のリマインドとしても、竹歯ブラシを使用することをおすすめします。

5. ホテルのアメニティは使わない

ホテルのアメニティといえば、たった数回使うために用意された歯ブラシ、櫛、小さなボトルに入ったシャンプー、リンス、化粧水などなど。それらは、本当に開封する必要があるでしょうか?

竹歯ブラシに加え、自分の髪質にあったシャンプー、リンス、自分の肌質にあった化粧水、乳液を持参すれば、どんな旅先でも快適。脱プラスチックを意識することは、自分のお気に入りを大事にするということでもあります。

「せっかくあるし、お得だから」という感覚で資源を使い捨てせず、ゴミを出さない、自分らしいステイを楽しみましょう。

6. 天然素材の洋服を選ぶ

石油や化学薬品を原料とする化学繊維は、環境汚染や、アレルギーなどの肌荒れを引き起こしやすいデメリットがあります。洗濯をするたびに衣服から流れ出るマイクロプラスチックも問題視されています。

一方で、プラスチックを含まないのは、綿(コットン) 麻(リネン)毛(ウール) 絹(シルク)などの天然繊維です。

ただし脱プラスチックとはいっても、コットン生産における大量の農薬投下、羊の動物福祉など、天然繊維であれば何でもOKというわけではありません。

オーガニックコットン、アニマルウェルフェアに配慮されたウールなど、原料に注目して天然素材を選ぶとともに、そもそも新しく生産する必要のないセカンドハンド(中古)の服も、チェックしてみてくださいね。

7. 食器洗いスポンジを、セルロースかヘチマにする

食器洗いスポンジといえば、プラスチック製のものを使用されている方が多いのではないでしょうか?プラスチックのスポンジは、少しずつ破れてくたくたになっていきますよね。その小さな破片は、排水管と流れていき、マイクロプラスチック問題の原因の1つとなっていきます。

そこで脱プラスチックのためにおすすめなのは、セルローススポンジと、ヘチマスポンジ。

セルロースとは木から採れる100%天然素材。吸水性・速乾性が高いことが特徴です。セルロースのスポンジは、土に埋めると、土壌中の微生物により分解されます。また燃焼時にも有毒ガスを発生させません。柔らかく、お皿洗いにぴったりです。

一方のヘチマスポンジは、かための素材で、フライパンの焦げつきなどにも使えます。ヘチマは形が一定ではないため、包丁でカットして、自分の手になじむ大きさで使うのがおすすめ!プラスチックのスポンジとは使用感が違いますが、慣れてくると使いやすく感じると言われています。

8. 生理時に使い捨てナプキンを使用しない

画像:超吸収型サニタリーショーツ ベア(https://withbe-a.com/products/be-a-signatureshorts)

生理は、毎月プラスチックゴミが大量に出てしまうタイミング。ナプキンの買い忘れ、持ち歩き忘れで焦った経験は、女性なら1度はあるのではないでしょうか?

使い捨てナプキンを避ける方法は、主に月経カップ、布ナプキン、そして吸水ショーツ。

この中でも一番漏れる可能性が少なく、処理が簡単なのは吸水ショーツかもしれません。形はさまざまありますが、写真のようなボクサータイプを選べば安心感抜群!使い始めればゴミも不安も減り、その快適さに驚くはず。きっと生理の概念が変わります。

9. レストランでの残りもの用に折りたたみ容器を持参

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画像:stojo BOX(https://stojo.shop/items/61960b077e588f0611bbf5e9)

コロナを経験した今の日本社会では、飲食店でのテイクアウトのハードルがぐっと下がりました。プラスチックのテイクアウト容器がそろってることが多いため、店内で食事をしても、頼めば食べ残しを持ち帰らせてくれるケースがほとんどです。

しかし、食品ロスを減らそうと食べ残しを持ち帰っても、そのために新たなプラスチックが使われてしまうのも事実。そこで、レストランに行く際にはシリコーン製の折りたたみの容器を持っていくことをおすすめします。軽くて可愛い商品が色々あります。これで脱プラスチック対策も、食品ロス対策もバッチリです!

10. お弁当を作る

少し難易度が高いかもしれませんが、コンビニでプラスチック容器に入ったお弁当を買うのを避けることは、家計にも、脱プラスチックにも、健康にも、優しいと言えるでしょう。

お金も、プラスチックゴミも、身体も、毎日の積み重ね。週に1、2回まとめて作り置きして、朝起きたら詰めていくだけ♪ 料理ができると、良いことばかり。ぜひお弁当箱とマイカトラリーを持参してみてはいかがでしょうか?

ちなみにプラスチック製のお弁当箱よりも、ステンレス製のお弁当箱を使用した方が、油汚れが落ちやすく、手間がかかりません。壊れた時のことを考えても、リサイクルしやすいステンレス製はおすすめです。

以上、脱プラスチックのための10の取り組みでした。ぜひ、できることから楽しく取り組んでみてくださいね。

SDGsの【目標12】「つくる責任 つかう責任」【目標14】「海の豊かさを守ろう」に貢献するとともに、ゴミを増やさない生活をすることで、きっと自分自身のことも、もっと好きになれると思います。

プラスチックの種類や、日本におけるプラスチックの処理方法、そもそもなぜ使い捨てプラスチックを減らす必要があるのか?など、プラスチックに関するトピックを詳しく学びたい方は、

ぜひオンラインスクール AWAKE&へ!