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【泊まれる】エコビレッジとは?国内と海外の事例もご紹介

こんにちは。AWAKE&編集部です。みなさん、「エコビレッジ」という言葉をきいたことはありますか?この記事では、Dana Villageの提供のもと、エコビレッジについて詳しくご紹介していきます。

エコビレッジは、サスティナビリティ、環境への配慮を重視したコミュニティです。自然と調和し、地域社会と共生しながら、持続可能なライフスタイルを実践する場所として、近年ますます注目を集めています。

それではエコビレッジの概念や、日本と海外のエコビレッジの事例をご紹介し、持続可能な未来へのアプローチを考えてみたいと思います。

エコビレッジの特徴

エコビレッジの概念は国や地域によって異なりますが、共通して重視される特徴には以下のようなものがあります。

持続可能なインフラ
再生可能エネルギーの使用や、廃棄物のリサイクル、水の循環利用など、持続可能なインフラが整備されています。

食料を生産する
野菜や穀物などを育て、地域の資源を活用した自給自足の生活を目指しています。

コミュニティでのシェアを大切にする
共同で農作業を行ったり、物や食べ物をシェアすることで、持続可能なライフスタイルを築きます。また1人1人を尊重し、共同で意思決定を行うことで、住民が参加型の共同体として成り立っていることが多くあります。

環境教育と意識啓発
地域の住民や訪れる人々に対して環境教育を行い、サスティナビリティと環境への意識を高める取り組みを進めています。

ローカル経済
エコビレッジは地域との交流を大切にします。地域内での経済活動を促進し、ローカル経済の活性化を目指すこともあります。

グローバルエコビレッジネットワーク=ジャパン(GEN-Japan)によると、エコビレッジについて下記のように記されています。

世界観(文化)、社会、エコロジー、経済、という4つの側面(Dimention)すべてにおいて、地元の人々の参加型プロセスによって意識的に設計された、意図的、あるいは、伝統的または都市的コミュニティです。”

”多くのエコビレッジはエコロジーの側面を強く意識してスタートしていますが、エコビレッジはエコロジーだけに焦点を当てるだけでは、実現できません。社会・経済基盤がしっかりしていて、文化遺産が称賛され、人々が地球への愛と生活の必要性を結びつける方法を見つけたときにのみ成功します。”

“エコビレッジは、特定の結果ではなく、継続的なプロセスです。それぞれのエコビレッジは、再生可能な未来のための生きた学習センターであり、継続的な探求の場でもあります。エコビレッジは、外部の開発者や建築家、専門家によって設計されるのではなく、コミュニティ自身によって設計されます。”

http://gen-jp.org/ecovillage/


つまり、「これを満たしているものがエコビレッジである」という完成形の答えがあるのではなく、サスティナビリティを軸に、有機農業や意識啓発などを実践しながら、コミュニティ全体で愛をもって試行錯誤し続けていくことが求められているのだと思います。


エコビッレジでの滞在をおすすめする5つの理由

エシカルライフスタイルを学ぶオンラインスクールAWAKE&は、「エシカルライフを実際に体験できる場所」としてエコビレッジでの宿泊体験をおすすめします。

以下に、エコビレッジでの宿泊をおすすめする理由をいくつか挙げてみます。

1. エシカル・サスティナブルな暮らしを学べる
エコビレッジでは再生可能エネルギーの利用や有機農業、リサイクルなど持続可能な暮らしが行われています。宿泊することで、エシカルライフスタイルを実践することができます。

2. 自然に癒される
多くのエコビレッジは自然環境の豊かな場所に位置しています。自然の中での静寂や美しい景色を楽しむことができて、心身の癒しにつながります。

3. 地域の文化や伝統を体験できる
エコビレッジは地域の文化や伝統を尊重しています。宿泊することで、その地域の行事や伝統的な活動に触れることができます。

4. 新たな出会いがある
エコビレッジはサスティナビリティに関心のある、共通の価値観を持つ人が集います。農業、料理、建築など共同作業を通じて、深い交流ができるでしょう。新たな人間関係や価値観を通じて、人生に豊かなインスピレーションがあるかもしれません。

5. 安心感を得られる
現代社会では、多くの人が漠然とした不安に悩まされています。自然と切り離された生活を送っていることや、競争社会にいることなども要因として考えられます。エコビレッジでの暮らしは、自分の命、自分の存在を受容できるきっかけとなります。

エコビレッジでの宿泊はきっと新しい体験になるはず。家以外にも「帰りたい場所」ができるかもしれません


【日本のエコビレッジ】Dana Villageとは?

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それでは、どこでエコビレッジに滞在できるのだろう?と思った方におすすめなのが、

福島県西会津町にあるDana Village(ダーナビレッジ)

ダーナビレッジは、「本来の自分らしさを取り戻そう」をテーマにした暮らしを共にするホリスティックで農的なコミュニティ(エコビレッジ)です。

30年以上前から農薬や化学肥料に頼らない農業を実践し、「本当においしい」農産物を育てています。食事はオーガニックのヴィーガン料理です。

また、自然エネルギー100%のハチドリ電力を採用、排水が流れない浄化槽(ロハスのトイレ)を使用するなど、エシカルライフを体験する場所として最適です。

1日約2〜4時間の畑作業、もしくは料理/カメラ/動画編集/マーケティング/ブランディングなど強みを活かし、ダーナファミリーと共にコミュニティで暮らしながら、ご自身のお仕事もすることが可能なダーナケーションや、2泊3日の宿泊体験リトリートなどが用意されています。

また、NVCコミュニケーション(非暴力コミュニケーション)を中心に、お互いのニーズが満たされ、気持ちよくコミュニケーションがとれるように配慮されています。

ダーナビレッジ滞在経験者の感想

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AWAKE&代表 濱島優里
「ダーナビレッジにいくと、お客さんとしてではなく、仲間として迎えてもらえます。私が初めて訪れたときは、SNSやブランディングのボランティアをメインに滞在しました。西会津の美しい自然に囲まれて、美味しいオーガニックのヴィーガン料理を食べながら、創業者の小川さんや、滞在者の皆さんと対話する時間はとても豊かでした。また帰る日が今からとても楽しみです。」

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★ビューティーライフデザイナー HALUさん
「去年ダーナヴィレッジを訪れましたが、自然に還るとはこういうことなのか!というのを食や体験を通して体感した滞在期間でした。いわゆるわかりやすい娯楽(ショッピングモールやレジャー施設)があるわけではない土地ですが、何もないからこそ、そこにある自然の恵みの数々や、ダーナヴィレッジで生活している人たちの温かさや愛に触れられる場所です。きっと次来る頃には『ただいま!』と言いたくなるような、そんな場所が、ダーナヴィレッジです。」


【海外のエコビレッジ】オーロヴィルとは?

海外には、どのようなエコビレッジがあるのでしょうか?今回は、ダーナビレッジの創業者、小川さんが約2年間滞在したという南インドのオーロヴィルをご紹介します。

india ecovillage

世界最大のエコビレッジと言われるオーロヴィル。UNESCOやインド政府からも、環境実験都市として支援を受けています。「多様性の中での人類の統一」を目指し、世界中から集まる人々とともに開発が進められています。

観光客の立ち入りは特定の地域に限られていますが、ボランティアとしての滞在や、ゲストハウスでの宿泊も可能です。

オーロヴィルに2年間滞在した感想

★ダーナビレッジ創業者 小川美農里さん

「オーロヴィルでは、人間がのびのびと内発的なやりたいことに基づきながら、他の人や生き物と調和した生き方を実践していました。生活に関わる多くのものが、環境や人権に配慮されていて、地域で栽培された顔の見える有機栽培の生産物、伝統的な薬草を使った食事など、魅力的なものに囲まれています。

オーロヴィル内で働く人たちも、笑顔とホスピタリティで溢れていました。私も自然から搾取しない持続可能な生活と、人間の幸せ、どちらも両立する生活を日本で実践したいと思い、ダーナビレッジを作りました。」


エコビレッジの未来への展望

これまで日本とインドの事例をご紹介しました。世界には他にもたくさんのエコビレッジが存在しています。エコビレッジには、今後どのような未来が考えられるでしょうか?

1. 環境問題解決のリーダーとなる
気候変動など環境問題がさらに深刻化する中、エコビレッジはますます存在意義を高めることになると考えられます。再生可能エネルギーの利用やリサイクル、有機農業などの取り組みがより注目を集めるでしょう。

2. テクノロジーとの融合
エコビレッジは、自然素材や伝統文化を大切にしていますが、技術の進化を上手に取り入れて、より効率的な取り組みを実現することもできます。スマートハウス化によるエネルギー効率の向上、自動化技術の導入などが進み、エコビレッジのサスティナビリティに寄与することが期待されます。

3. グローバルなネットワークの拡大
エコビレッジは国際的なネットワークを形成し、知識や経験を共有する場として重要な役割を果たすでしょう。サスティナビリティへの共通の理念を共有し、地球規模の課題に向き合うための連携が強化される可能性があります。

いかがでしたでしょうか?エコビレッジは、現代人にとっての学びの場であり、これからの地球にますます必要とされている存在です。

消費するだけではなく生産者になるということ、そして命の循環の中で心地良く生きることを、ぜひエコビレッジでの滞在を通して、体感してみてくださいね。


エシカルライフスタイルを学ぶ
オンラインスクール
AWAKE&(アウェイク アンド)

AWAKE&が大切にしているのは「学び続ける」こと。各分野で活躍する講師の方々から学び、視野を広げながら、エシカルライフスタイルを無理なく実践することができます。